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映画「トゥモロー・ワールド」挿入歌にプログレKing Crimsonの「The Court of the Crimson King(邦題:クリムゾン・キングの宮殿)」!

公開日: : 最終更新日:2015/12/02 映像利用曲 , , , , ,


映画「トゥモロー・ワールド」の挿入歌「The Court of the Crimson King」

2006年に公開されたイギリス映画「トゥモロー・ワールド(原題:Children of Men)」は、映画のタイトルが示す通り、人類の未来を担う子供をテーマとしていた近未来映画でした。主演のイギリス俳優:クライブ・オーウェンが、アクション性よりもシリアスな演技をしていた印象があります。

西暦2027年、子供が産まれなくなっていた世界は秩序を失い、荒んで廃れていた。元妻役であり反政府グループに属するジュリアン・ムーアからの要求により不法滞在者の「通行証」を手に入れようと、車に乗車するシーンで、king Crimsonの楽曲「The Court of the Crimson King(邦題:クリムゾン・キングの宮殿)」が流れます。

[映画「トゥモロー・ワールド」挿入歌「The Court of the Crimson King 」]


暴動の真っただ中に、車窓から荒み果てた街並みを垣間見る視線や、「通行証」を手に入れようと警備内に立ち入ろうとする姿勢など、クライブ・オーウェンの「言葉のない演技」に、king Crimsonの楽曲「The Court of the Crimson King(邦題:クリムゾン・キングの宮殿)」が見事にシンクロしているシーンと感じました。特に、最初のヴァースで、ボーカル:Grek Lakeが「~ The Court of the Crimson King」と唄うタイミングに、宮殿正面に車が進入するシーンと合い、考えさせられますね。

「The Court of the Crimson King(邦題:クリムゾン・キングの宮殿)」について

King Crimsonといえば、真っ先に思い浮かぶ名盤の1stアルバム「In The Court Of The Crimson King(邦題:クリムゾン・キングの宮殿)」で、2曲目の「Epitaph(邦題:エピタフ(墓碑銘))」とともに、Ian McDonaldが奏でメロトロンの音圧に幽玄さを感じさせるシンフォニックな楽曲です。「Epitaph」のメロトロンに、ドラマー:Michael Rex Gilesによるオルガンがアンサンブルに加わることで、アルバムのクロージング曲にふさわしい荘厳さも感じさせてくれます。

King Crimsonと知らなくとも、メロトロンを好きな人なら一度は耳にすれば惹きこまれると思える名曲ですよね。

ただただ圧倒されクロージングする。

いっぽうで映画「トゥモロー・ワールド」は、「通行証」を入手後、人類の未来を担う子供に、主人公のクライブ・オーウェンは出会い、逃避行の末、船へ辿り着き、続編を連想させながらクロージングします。なかなか興味深いエンディングでした。

「Pigs」

そしてそして、映像(2分30秒以降)をみると、クライブ・オーウェンがグラス片手に窓際で言葉を交わすシーンでは、窓の外に浮かぶ豚の姿が・・・。
そう!同イギリスの5大プログレのバンドの1つ:Pink Floydの12thアルバム「Animals(邦題:アニマルズ)」のジャケットを連想させる豚に気が付いた人も少ないと思われます。

絶えずバックグランドで流れる「The Court of the Crimson King」に、豚と。



前後するシーン全体に、プログレッシブ・ロックとの関連性を問いたいと考えるプログレ・ファンがいてもおかしくない演出がなされているんです!

King Crimsonの1stアルバム「In The Court Of The Crimson King(邦題:クリムゾン・キングの宮殿)」について

当レビューでは、当楽曲の収録アルバム「In The Court Of The Crimson King(邦題:クリムゾン・キングの宮殿)」を紹介していますので、ぜひご一読下さい。

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