日本のプログレおすすめ楽曲「Newly Emerged ButterFly」(2014年発売)
公開日:
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最終更新日:2015/12/02
日本おすすめ楽曲 ButterFlyKIss, mitsuko, Myspace, 藤枝匠太
日本のプログレッシブ・ロックに出逢い続けたい。
「日本で生まれたのだから、日本でリリースされたプログレッシブ・ロックな楽曲の良さを伝えたい。」と云う想いから、楽曲1曲にフォーカスし紹介しています。
第2回目は、ButterFlyKIssの楽曲「Newly Emerged ButterFly」です。
楽曲「Newly Emerged ButterFly」ご紹介
関東を拠点に日本全国で音楽活動するButterFlyKIssは、ボーカルにみつこさん、キーボード兼サウンドクリエーターに藤枝さんによるユーロピアン系の北欧ゴシック系を感じさせてくれるユニットです。年々、いろいろな音楽の吸収し進化をし続けています。今回ご紹介する楽曲「Newly Emerged ButterFly」は、2014年6月に発売された同名アルバムの挿入歌です。そしてアルバム中で最もプログレッシブなエッセンスを強く感じる楽曲です。
楽曲は、Youtubeで2バージョン紹介されており、ここでは【Full MV-romantic ver-】を聴いてみましょう。
「プログレ」という言葉に抵抗感があれば、何も考えずに映像と演奏のパフォーマンスに触れるだけでも良いのです。少しずつ当楽曲に触れて、心思うままに感じるのも音楽だと思うんです。
ButterFlyKIss/Newly emerged ButterFly【Full MV-romantic ver-】
筆者が感じた当楽曲の第一印象は、ButterFlyKIssが持つ歌モノとしてのメロディラインと、従来のゴシックロックの良さを損なうことなく仕上げられていると思いました。
メロディラインの拡がりには、通常の歌モノの構成(Aメロ、Bメロ、サビ)には、音楽ユニットのglobeを想起させるリズミカルなヴォーカリゼーションの第1ヴァースか、ワルツによる煌びやかさを纏った第2ヴァース、そして、憂いを帯び刹那さで心が鷲掴みにもされそうな第3ヴァースとエンディングのコーラスワークは、どのパートも独立で拡げていけば1曲としても成り立つメロディラインを持っているにも関わらず、変拍子、転調やリズムチェンジなど組曲のようにさりげなくスムージングしてます。
1曲の中でめぐるめく印象が変わっていくのだから、ボーカルの表現力や唄モノを活かすための編曲のクリエイティブさが素晴らしいですね。
そして、音源はアヴァンギャルドさやテクニカルさよりも、ファンタジックさやメロウさを大切にしたプログレッシブのエッセンスが散りばめられ、ライブでは、ボーカル:みつこさん、キーボード:藤枝さんに、ギター、ベース、ドラムが加わることで、よりハードな演奏も聴けます。もしもその印象をプログレッシブ・ロックで例えることが出来るのならば、イギリスのプログレッシブ・ハード・ロックのバンド:Uriah Heepのコーラスが効いたメロウなサウンド感を陶酔させる感覚でしょうか。
プログレの壮大な音楽感に冗長したのでもなく、日本の古き良き懐メロを意識したのではなく、2014年最新のButterFlyKIssのフォーマットです。
収録アルバム「Newly Emerged ButterFly」について
今回ご紹介した楽曲「Newly Emerged Butterfly」は、収録された同名アルバムを含め、下記リンクでレビューを紹介しています。
よりくだけた表現を意識しご紹介しておりますので、ぜひ合わせてご覧頂けますと幸いです。
▼アルバム「Newly Emerged ButterFly」のレビューは下のリンクから▼
プログレおすすめ:Butterflykiss「Newly Emerged ButterFly」(2014年日本)
「日本で生まれたのだから、日本でリリースされたプログレッシブ・ロックな楽曲の良さを伝えたい。」ということで、1曲の楽曲にフォーカスする「日本のプログレおすすめ楽曲」はいかがでしたでしょうか?
ぜひ次回の紹介楽曲をお楽しみお待ちいただければと思います。
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