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プログレおすすめ:Jinetes Negros「TAWA SARIRA」(2013年アルゼンチン)

公開日: : 最終更新日:2017/01/11 2010年‐2013年, アルゼンチン, シンフォニック


Jinetes Negros – 「TAWA SARIRA」

第40回目おすすめアルバムは、アルゼンチンのシンフォニック系のプログレッシブ・ロックバンド:Jinetes Negrosが1976年に発表した4thアルバム「TAWA SARIRA」をご紹介します。

Jinetes Negros「TAWA SARIRA」
男性ボーカルをメインとし、ギター、ベース、キーボード、ドラムによる5人編成のバンドです。

オーケストレーションは、キーボードにより室内音楽を想起させるように表現され、楽曲によってはフルートの音色がリードもしており、このバンドのアンサンブルの重要なファクターと思いました。
ファンタジックさは、中期GENESIS(7thアルバム「A trick Of The Tail」)のダイナミックな感覚に近い印象で、全体的にイタリア・プログレのあたたかみのあるようなイメージを持ちましたね。

楽曲について

どことなくオリエンタルな雰囲気を感じさせる唄メロの1「Tawa Sarira Intro」からオーケストレーションのフィルインによる2「Juez de los Malos」への流れがとても流暢で印象的な構成です。

また、エキゾチックなアンサンブルや唄メロの6「Shawarma」や10「Esas Trampas」などを聴けば、楽曲の唄メロやサウンドにアルゼンチンの土地柄を思わせるラテン特有のエッセンスが含まれてると感じるんです。ただ十分にアルゼンチンの土地柄らしさのある音楽を聴いているわけではないので、それが何であるかと云われればうまく表現出来ないのです。

コーラスによるアクセントがありながらもイントロから終始ピアノだけによる物悲しい5「Suene Tu Milagro」、ギターとオーケストレーションによるユニゾンからキャッチーなギターのリフが印象的な8「Luna de India」、楽曲のメインテーマと思われるイントロやクロージングの独特なコーラスやオーケストレーションがダイナミックに拡がるインストルメンタルで、中間部のギターやシンセのリフ、手数の多いドラムなど、変拍子や様々なテーマでもっとも起伏に富んだアンサンブルの11「Las Cuatro Verdades」、当アルバムで最もハードエッジに感じる13「Purgatori」など、静と動のバラエティのある楽曲が散りばめれています。

アルバム1枚を通じ聴き終えた時に清々しい気持ちにさせてくれる快活なサウンドが印象的です。

[収録曲]

1. Tawa Sarira Intro
2. Juez de los Malos
3. Corazon y Naranjas
4. Cancion del Oceano
5. Suene Tu Milagro
6. Shawarma
7. Amada Inmortal
8. Luna de India
9. El Eterno Retorno
10. Esas Trampas
11. Las Cuatro Verdades
12. El Velo
13. Purgatori
14. A los Ojos Bellos
15. Tawa Sarira Outro

唄メロをスペイン語で唄うボーカリゼーションの力強さも特徴かと思います。プログレッシブ・メタルを想起させるようなギターのフレーズも垣間見せますが、ラテンの地で云うパッションさよりも、オーケストレーションやファンタジックさが散りばめられて聴きやすく洗練されたシンフォニック系のサウンドが良質なアルバムであり、アルゼンチンの地で奏でるプログレに対し、先入観もなく耳を傾けたいという方にもおすすめです。

アルバム「TAWA SARIRA」のおすすめ曲

1曲目は、5曲目の「Suene Tu Milagro」
ピアノだけによるボーカル楽曲で途中のコーラスもアクセントにし、イタリア・プログレを想起させるたおやかでありながらも物悲しい唄メロとボーカリゼーションに溜息をついてしまったからです。

2曲目は、11曲目の「Las Cuatro Verdades」
アルバムの楽曲中で最も起伏に富み、アンサンブルに聴きごたえがあります。

このレビューを読み、ご興味を持たれましたら聴いてみて下さいね。ぜひぜひ。

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