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映画「炎のランナー(原題:Chariots of Fire)」テーマ曲にギリシャのVangelis(ヴァンゲリス)!

公開日: : 最終更新日:2015/12/02 映像利用曲 , ,


映画「炎のランナー(原題:Chariots of Fire)」のサウンドトラック

1981年にイギリスで発表された映画「炎のランナー(原題:Chariots of Fire)」(監督:ヒュー・ハドソン)は、ギリシャの作曲家:Vangelisがサウンドトラックを手掛けています。映画のテーマ楽曲「炎のランナー(原題:Chariots of Fire)」はシングル・チャートで1位となり、サウンドトラック自体も米ビルボードチャートのアルバム1位獲得、さらに、第54回アカデミー賞作曲賞(Best Original Score)を獲得しています。

映画は、走ることによって栄光を勝ち取り真のイギリス人になろうとするユダヤ人と、神のために走るスコットランド人による2人の実在のランナーを描いています。そのVangelisがプログレッシブ・ロックのジャンルに括られて云われてもピンとこない方もいらっしゃると思いますが、多くの人がこのテーマ楽曲を聴くだけで、映画の存在を知らなくともイメージを想像するぐらい知名度の高い楽曲ですよね。

「Chariots of Fire Theme(邦題:炎のランナーテーマ) – Vangelis


特筆なシーンを彩る挿入歌よりも、映画を観た後に、当テーマ曲を聴くことで映画の内容を想い出す存在とも云うべきでしょうか。映画を物語るうえで重要な存在になっている気がしてならないですね。Vangelisがシンセサイザーで奏でるテーマで白玉を活かした演奏が印象的に耳に響いてくるんです。

Vangelisは作曲から編曲、演奏までたった一人で行うマルチ・ミュージシャンとして、特にシンセサイザー音楽の旗手として有名です。3年後の1983年の映画「南極物語」をはじめ、1994年の映画「ブレードランナー」、2004年のコリン・ファレル主演の映画「アレキサンダー」など、数々の名作と呼ばれる映画のサウンドトラックを創出していきます。

Vangelisが括られるジャンル「ニューエイジ・ミュージック」

Vangelisは実は「プログレッシブ・ロック」というジャンルで語られることがあります。ただ、王道ともいうべき「プログレッシブ・ロック」の括りではなく、ウィキペディアで紹介されているとおり、「プログレッシブ・ロック」を細分化した「ニューエイジ・ミュージック」として括られています。

癒し系音楽ジャンルの1つとして認知され、ヒーリング・ミュージックと呼ばれることもあるそうです。

ウィキペディアで紹介されている作曲家では、プログレッシブ・ロックでも有名なイギリスのミュージシャン:Mike Oldfield、ドイツのバンド:Tangerine Dreamの名前がでてきます。

また、Vangelis同様に、1993年のシャローン・ストーン主演映画「Silver(邦題:硝子の塔)」の挿入歌「Carly’s song(邦題:カーリーの歌)」など提供したMichael Cretuを中心とするドイツのEnigma、2001年の映画「Road Of The Ring(邦題:ロード・オブ・ザ・リング)」の主題歌「Let it be」や映画「冷静と情熱のあいだ」で挿入歌「Wild Child」を提供し唄ったアイルランドの歌手:Enyaなどのシンセサイザーを中心としチャントや唄モノも含むミュージシャンもいます。さらに、日本の西村由紀江、喜多郎、坂本龍一も。

当レビューでも取り上げた元YESのRick Wakemanも1980年代以降に発表されていたアルバムでは、ニューエイジ系としても紹介されていました。楽曲「Forever In My Heart」を紹介していますので、ぜひご一読下さい。
「Forever In My Heart」by Rick Wakeman ~癒し系おすすめ楽曲2~

プログレ:YESのメンバーとの繋がり

YESのメンバーとも繋がりがあります。

1974年にYESが発売したアルバム「Relayer(リレイヤー)」では、当初、Vangelisを迎え入れてとの噂もありました。また、諸事情でバンド名「YES」のライセンスを持つChris Squireがおらず、それ以外のメンバー(Jon Anderson、Bill bruford、Rick Wakeman、Steve Howe)で1989年に「Anderson Bruford Wakeman Howe」名義で発表した同名アルバム(邦題:閃光)のラストの楽曲「Let’s Pretend」はJon AndersonとVangelisの共作です。

そのJon Andersonは、1979年以降、アルバム「Short Stories」をはじめとし、Vangelisによる作曲・編曲・プロデュースで「Jon Anderson& Vangelis」としてコラボレーションしています。

そして、2012年には映画「炎のランナー」のテーマに歌詞を付けた楽曲「Race to the End」をJon Andersonのソロ・シングル名義
でロンドン・オリンピックに合わせて発売されているのです!

Race to the End – Jon Anderson

それぞれのミュージシャンによる異なった音楽によるケミストリー(化学反応)で生じる産物を聴くことも素敵な瞬間ですが、巡り巡りて繋がるミュージシャンの交友も素敵ですね。

そんなプログレな気持ち。

みなさんはいかがですか?

このレビューを読み、ご興味を持たれましたら、映画「炎のランナー」をぜひDVDレンタルなどでを振り返り見て聴いてみて下さいね!
ぜひぜひ。

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