「Vai uzkit gauskit」by GYVATA ~癒し系おすすめ楽曲19~
1日10分だけのページです。
1日10分だけプログレッシブ・ロックの音楽を聴くことが出来たら、何を聴きますか?
第19回目は、リトアニアのフォークバンド:GYVATAが2012年発表のアルバム「Su vejuziu kalbejau」の収録楽曲です。
Elena Tre?iokait?、Dovil? Kri?inskait?、Deima Eitmontait?、Dovil? Salyt?、Vitalija Lunarijanらによる女性ボーカルを中心としたコーラスワークとともに、K?stutis Peseckas(アコースティックギター、ジューイッシュハープ)、Vidas Andziulis(アコースティックギター)、Audrius Giedraitis(アコースティックギター)らによるアコースティカルなアンサンブルが特徴のバンドです。Tuoms Norvilas(ベース)とSimonas Ingelevi?ius(バグパイプ、ドラム)らによる堅実なリズム隊が関わり、Elena Tre?iokait?(ヴァイオリン)とGintar? Daunoravi?i?t?(ヴァイオリン)による弦楽奏や、Donatas Bielkauskas(キーボード、ラムズデリス)の鍵盤奏が加わることで、楽曲に色を添えてます。
普通に聴けば、プログレ・フォーク系に通じる叙情的でコンテンポラリーなサウンドかもしれませんが、特に、複数人による女性ボーカルのコーラスワークに、時としてアンサンブルに色を添えるヴァイオリンの音色も合い間って、物悲しくも胸をかきむしられる思いにながらも、聴き終われば、落ち着いた心地ちになるんです。
今回は、アルバムの中でも、冒頭部のキーボードのメランコリックな旋律が特徴的な「Vai ??kit gauskit」を紹介しましょう。
では、聴いてみましょう。
GYVATA -「Vai ūžkit gauskit」
キーボードのメランコリックな旋律が終始し、楽曲の印象を強くし、ヴァイオリンはその旋律に時としてオブリガードに、時としてカウンターメロディを奏でてます。いっぽうで、女性ボーカルもまたキーボードの旋律のカウンターメロディのように繰り返されます。
豊富なメロディラインを1曲に詰め込むよりも、アコースティック・ギター、ベース、ドラムなどの他楽器が控えめに楽曲を支え、キーボードの旋律を中心に、ヴァイオリンと女性ボーカルのコーラスワークが織りなす一定のシークエンスで綴られる様が、楽曲がすすむたびに心に響いてくるんです。
youtubeでは、演奏風景のある動画も見つけました。こちらも、ぜひ見てみて下さい。
GYVATA -「Vai ??kit gauskit」
この楽曲「Vai uzkit gauskit」が収録されたアルバム「Su vejuziu kalbejau」には、他楽曲にも同様にメランコリックで、聴きすすめば心にじわりじわりと迫り、それでいて聴き終われば余韻を程よく残す楽曲が多く収録されてます。
リトアニアのフォーク系のアーティストには、Aiste Smilgeviciute ir SKYLE、Atalyja、Donis、Pievos、Romowe Rikoito、SPANXTIなど、プログレ・フォーク系やトラッド・フォーク系に通じる素敵なアーティストが多く存在します。ぜひ探してみてはいかがでしょうか。
それでは次回、第20回目をお楽しみに。
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