「Video Killed The Radio Star(邦題:ラジオ・スターの悲劇)」by Geoffrey Downes ~癒し系おすすめ楽曲3~
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最終更新日:2015/12/02
癒し系おすすめ楽曲 ASIA, Geoffrey Downes, John Payne
1日10分だけのページです。
1日10分だけプログレッシブ・ロックの音楽を聴くことが出来たら、何を聴きますか?
第3回目は、イギリスの元YES、現ASIAのキーボード奏者:Geoffrey Downesが1992年に発表した楽曲「Video Killed The Radio Star(邦題:ラジオ・スターの悲劇)」(アルバム「Vox Humana」収録曲)です。
1979年にイギリスのTrevor HornとGeoffrey Downesが中心で組んだThe Bugglesのデビュー曲であり、当時全英1位となった有名な楽曲なのでご存知の方もいらっしゃるかと思います。当楽曲は、当時のメンバー:Geoffrey Downesがソロ2nd Albumでセルフカバーした楽曲です。
以前youtubeでもカバー・バージョンを見つけることが出来たのですが、現在、筆者自身は見つけることは出来ません。そこで、今回はJohn Payneボーカル期Asiaで、Geoffrey Downesがライブでカバーしていたバージョンを見つけました。
Geoffrey Downes – 「Video Killed The Radio Star(邦題:ラジオ・スターの悲劇)」
Asia – 「Video Killed The Radio Star(邦題:ラジオ・スターの悲劇)」
Asiaとして、いくつかライブバージョンがあります。
明確に分けられるのは、現在のASIAでのボーカル:John Wettonのライブでのカバーと前述のJohn Payne期のバージョンでしょうか。John WettonがボーカルのAsiaのライブでも、1980年代のライブでは楽曲と楽曲の合間でGeoffrey Downesがキーボード・ソロを行い、そのソロの中に「Video Killed The Radio Star(邦題:ラジオ・スターの悲劇)」のフレーズが垣間見えた印象でした。2008年発表「Phoenix」以降のライブでは、The Bugglesの「Video Killed The Radio Star(邦題:ラジオ・スターの悲劇)」をバンドとしてカバーする形態であり、John Wettonが拡声器をもち、The Bugglesさながらにボーカリゼーションする姿が印象的なんです。
そして、John PayneがボーカルのAsiaでは、Geoffrey Downesのキーボードによる全篇ソロとなっています。Geoffrey Downesが1992年に発表したアルバム「Vox Humana」の印象に近いのは、当バージョンだと思いました。全体的にテンポを上げて、ところどころキーボードのフレーズのクレッシェンドも目立ちますが、The Bugglesのオリジナルのメロディラインを活かした素敵な演奏です。
個人的には、The BugglesのオリジナルのPOPさよりも、より一層、邦題である「ラジオ・スターの悲劇」をキーボードの1音1音で表現しているかようでいて、哀愁を帯び伝えているために好きなんです。「悲劇」や「Killed」という表現の括りでは当「癒し系おすすめ楽曲」にふさわしくないかもしれません。それでもこのマイナー調のメロディラインには心をほんのりとさせてくれると思います。
ぜひぜひ聴いてみて下さい。
そして、アルバム「Vox Humana」に手を伸ばして頂けたら・・・。
余談ですが、アルバム「Vox Humana」の冒頭曲「Tears」は、Asiaが1992年発表のアルバム「Aqua」収録曲「Who Will Stop The Rain?」の発展系とも云われています。Geoffrey Downesファンにとってもアルバム「Vox Humana」は抑えておくべき1枚ですね。
それでは第4回目をお楽しみに。
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