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Keith Emerson素晴らしい音楽をありがとう


Farewell To Arms(武器よさらば)

去る2016年3月11日、Emerson Lake & Palmerのキーボード奏者:Keith Emersonが亡くなったとのことです。

頭部を拳銃で撃たれた痕があるとのことで、その死因には指が動かなくなる進行性の神経系疾患を苦にした自殺の可能性もあると調べられ、享年71歳、大往生とは言い難く悲しくなってしまいます。

1970年代のプログレッシブ・ロックシーンを先駆したイギリスの5大プログレバンド:Emerson Lake & Palmerのキーボード奏者として、特に、デビュー時から4枚のアルバム(1stアルバム「Emerson, Lake & Palmer」、2ndアルバム「Tarkus」、3rdアルバム「Trilogy」、4thアルバム「Brain Salad Surgery」)は、ライブ・アルバム「Pictures At An Exhibition(邦題:展示会の絵)」も含め、聴き応えのあるアルバムばかりです。

他にも、Emerson Lake & Palmer結成前に参加していたNice、1980年代以降ソロ・アーティストとして、クリスマス・シーズンに向けた1988年発表の「The Christmas Album」、1980年の映画「インフェルノ(原題:Inferno)」や1981年「幻魔大戦」などの映画のサウンドトラックでのご活躍など、ファンそれぞれに思い入れのある時期があると思います。

ハモンド・オルガン、シンセサイザー、ピアノを駆使した奏法は、現在もなお、プログレッシブ・ロックの括りで活躍するバンドに限らず、多大な影響を及ぼしています。

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ファンの方であれば、思入れのある楽曲はいくつもあるかと思います。筆者も同じです・・・。そのうち、ふと思い浮かぶ3曲をご紹介します。

まずは、1970年発表の同名1stアルバム「Emerson, Lake & Palmer」から冒頭曲「The Barbarian(邦題:未開人)」です。
Emerson Lake & Palmer – The Barbarian (Instrumental)


1stアルバム以降、「Tarkus」や「Brain Salad Surgery」 などの傑作アルバムが発表されていきますが、この1stアルバムの冒頭曲からして、クオリティの高き「原石」と呼ばれる素晴らしい演奏が聴けます。それもバルトークの「アレグロ・バルバロ」を編曲しハモンドオルガンやピアノを活かしたインストルメンタル、そして、邦題の「未開人」と云う、バンドが「ここから始まる」と云う躍動さを強く感じさせてくれます。

2曲目は、1977年発表のアルバム「Works, Vol.1(邦題:ELP四部作)」のバンド・サイドとしてアルバム最終曲を飾る楽曲「Pirates(邦題:海賊)」です。
Emerson Lake & Palmer – Pirates


Emerson Lake & Palmerによる大曲(「Take A Pebble(邦題:石をとれ」、「Tarkus(タルカス)」、「The Endless Enigma(邦題:永遠の謎)」、「Karn Evil 9(邦題:悪の経典)」)は数多くあれど、どうしてもこの楽曲が好きでなりません。旅をテーマとした楽曲は聴き入るとともに、その旅の向こう側へ想いをはせてしまう、オーケストラを中心とした素晴らしい楽曲です。

最後は、1992年再結成時のアルバム「Black Moon(ブラックムーン)」の5曲目「Farewell To Arms」です。
Emerson Lake & Palmer – Farewell To Arms


1970年代全盛期のアルバムの楽曲では讃美歌を想起させる楽曲がいくつかありましたが、Grek Lakeの声質もあり、よりトラッドな感覚で味わい深さを感じてしまいます。

イギリスの小説家ヘミングウェイの「A Farewell to Arms(邦題:武器よさらば)」を想起してしまうタイトルですね。「A Farewell to Arms(邦題:武器よさらば)」自体がヘミングウェイのFarewell Messageとして知られることもあり、また、死因に拳銃があることで、2016年3月から遡り約25年前の当楽曲「Farewell To Arms」が思い浮かんでしまいました。

「武器よさらば」に人類普遍の平和だけでなく命の尊さを感じてしまうんです。

どんなバンドでも唯一無比と云われる存在はあると思います。特に、トリオ編成によるEmerson Lake & Palmerでは、それぞれの個性が際立ち、あらためて替えがきかない存在をひしひしと感じてしまい、悲し過ぎます・・・。

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ご冥福をお祈り申し上げます。
Please accept my sincere condolences over the passing of Keith Emerson.
そして、素晴らしい音楽をありがとうございました。
And thank you for your wonderful music From old days.

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My condolences go to the whole family.

2016年に入り、David Bowie、そして、数日前のGeorge Martin、英国の音楽シーンで重要人物の死が続くこと、音楽を聴き続ける一人の音楽ファンとして、胸にぽっかりと穴が開いては塞がりきれない繰り返しばかりです。

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