George Martin素晴らしいプロデュースの数々をありがとう
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徒然なるプログレ George Martin
5人目のビートルズ
享年90歳、イギリスのプロデューサー:George Martinが亡くなったとのことです。
1962年、The Beatlesのデビューへのきっかけを作り、その後、「Yesterday」など数々の名曲のプロデュースに携わってました。ご存知の方も多いかと思いますが、そのPaul MaCartney作曲の「Yesterday」では、George Martinが弦楽四重奏の導入アイデアを伝え、編曲された有名なエピソードが残っています。
1967年発表のアルバム「Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band」は、世界初のコンセプト・アルバムとして制作され、サイケデリックなサウンド、弦楽、アヴァンギャルドさ、ラガー・ロックなど、イギリスの5大プログレバンドであるKing CrimsonやYesをはじめとし、後年のプログレッシブ・ロックに与えた影響は大きいのではないでしょうか。
The Beatlesのデビューのきっかけだけではなく、音楽的革新に触れ、ロックの未来へ導いた存在として、「5人目のビートルズ」と称される存在であることに異論はないでしょう。その後1970年代以降、Paul MaCartneyとWings、他にもCheap Trick、Jeff Beckなどの数々の作品でプロデュースに携わっていました。
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ご冥福をお祈り申し上げます。
Please accept my sincere condolences over the passing of George Martin.
そして、素晴らしい音楽をありがとうございました。
And thank you for your wonderful music From old days.
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今夜は、George Martinがプロデュースに携わったアルバムから3曲をご紹介します。
The Beatlesからは2曲。
1曲目は、アルバム「Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band」から、サイケデリック・サウンドの典型的な楽曲で、メロディもキャッチ―で色褪せないJohn Lennon作曲の「Lucy In The Sky With Diamonds」。自分が新しいヘッドフォンやイヤホンを買う際に、リファレンスにしています。音の左右の定位、エコライジングされた音の質感、低音とオルガンの音色など・・・。
The Beatles – Lucy In The Sky With Diamonds
2曲目は、同じく同アルバムから、中間部をPaul MaCartney、その中間部を前後で挟むパートをJohn Lennonで作曲されたアヴァンギャルドっぽさもあり、ダイナミックな楽曲「A Day In The Life」。
The Beatles – A Day In The Life
最後に、3曲目は、Jeff Beckが1975年発表のアルバム「Blow by Blow」で発表したオーケストラとエレクトリック・ピアノに彩られた5拍子による楽曲「Diamond Dust」。名曲「Cause We’ve Ended as Lovers(邦題:哀しみの恋人達)」に耳を奪われがちですが、よりプログレッシブ・ロックな感覚と英国情緒な世界観が素敵な楽曲です。
Jeff Beck – Diamond Dust
聴きながら・・・
My condolences go to the whole family.
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