「魁!!クロマティ高校」のED曲にプログレ美狂乱のトラスト・ミー!
アニメ「魁!!クロマティ高校」のED曲に「トラスト・ミー」!
野中英次原作で、2003年にアニメ化された「魁!!クロマティ高校」のED曲に、日本国内のプログレッシブ・ロックの大御所的な存在の美狂乱の楽曲「トラスト・ミー」が流れていました。主人公:神山高志が、中学時代に助けてもらった友人と同じ高校に行きたいと、悪の巣窟クロマティ高校に受かったものの、友人は受からなかった・・・、そこから始まるストーリーには、個人的にハチャメチャだけど、ギャグ満載なイメージでした。
また、漫画の各話のタイトルがロックの曲名だったりすることもあれば、アニメのDVDの各パッケージが、Queen、The Beatles、Little Feat、Deep Pueple、はっぴいえんどの名盤のジャケットを連想させたりと、このアニメに音楽とは切っても切れはなせないものかと感じた時には、当時リアルタイムでアニメを観れることは出来なかったんですね。
一聴しただけでも、ロック調でいてKing Crimsonを連想させる変拍子によるメタリックなサウンドには腫れます!
[「魁!!クロマティ高校」のED曲に「トラスト・ミー」]
アニメ終了後に気が付いたとはいえ、そのEDで美狂乱の楽曲が流れたと知るや、気になってしまいました。
美狂乱のギター&ボーカルの須磨邦雄が弾きまくるギターと、バンドのリズム感に、1970年代に活躍したイギリスの5大プログレバンドのKing Crimsonでも、第2期のアルバム「Larks’ Tongues in Aspic(邦題:太陽と戦慄)」、「Starless And Bible Black」、「Red(レッド)」までを連想せずにいられないんです。「和製キング・クリムゾン」と云う言葉があるのであれば、似つかわしい様相を持っていると思いましたよ。
「トラスト・ミー」にEDが決定した「いきさつ」
美狂乱による初期の音源がEDとなったわけですが、アニメのED曲となるまで音源化はされていなかったようですね。美狂乱のライブで楽曲披露されていたのを、アニメ「魁!!クロマティ高校」の監督である桜井弘明さんが知っていて(つまり、昔ながらの美狂乱のファン!)、強い要望により実現したとのことです。
個人的に、アーティストさんの楽曲が映像に採用されるいきさつ、特に、プログレッシブ・ロックの楽曲であればとても興味深いため、このいきさつも感銘しました。また、EDでの利用が3つのパートに分かれていて、youtubeでも確認が取れるのですが、このアイデアも桜井弘明さんとのこと。それらを全て具現化させた美狂乱のタスクも含め、素晴らしい!
これからもこんな風に「あっ!」と思わせる選曲に出逢いたいですね。
このレビューを読み、ご興味を持たれましたら、アニメ「魁!!クロマティ高校」をぜひDVDレンタルなどでを振り返り見て聴いてみてさいね!
ぜひぜひ。
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