「ジョジョの奇妙な冒険」3部エジプト編のED曲にPat Metheny Groupの「Last Train Home」!
公開日:
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最終更新日:2015/12/02
映像利用曲 Pat Metheny Group
アニメ「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース」の3部エジプト編のED曲「Last Train Home」
2012年10月に放映開始したアニメ「ジョジョの奇妙な冒険」は、1st Season(1部と2部)、2nd Season(3部と3部エジプト編)(※2015年3月23日現在)のED曲で、プログレッシブ・ロックバンド:YESの楽曲「Roundabout」、アメリカのPOPなバンド:the Baglesの楽曲「Walk Like an Egyptian」と、各アニメの放映クールのイメージに即した素敵な楽曲が採用されていますよね。
そして、2015年1月の3部エジプト編のED曲には、アメリカのジャズ、フュージュン系のPat Metheny Group(パット・メセニー・グループ)の楽曲「Last Train Home」が流れてます!
[「ジョジョの奇妙な冒険」3部エジプト編のED曲「Last Tain Home」]
荒涼としたエジプトの地で展開する3部エジプト編をイメージさせるように、きめこまやかでフラットな高速フレーズを響かせるエレクトリックシタールによるインストがとても効果的に感じさせてくれます。シタールの音が中近東から北アフリカを想起させます。
そして、右スクロールで流れる映像に、ジョセフが手に持つチケットが3枚しかないのが分かります。原作を読んだことのある方なら、「あっ!」と感じてしまうかもしれません。原作の最後ではそのジョセフは「Get Back」を聴きながら・・・。
そう考えると、楽曲の持つアンサンブルのイメージだけでなく、楽曲タイトル「Last Train Home」には「故郷に戻る最終電車」が感慨深くなってしまいますよね。
あくまで筆者の想像ですが、1部と2部のEDでも驚かされていたので、アニメのOP曲からED曲まですべてを含め、しっかりとコンセプト立てているのではないかと、番組関係者のクリエイティブに舌を巻くばかりです!
「Last Tain Home」にEDが決定した「いきさつ」
「Last Tain Home」は、1987年発表の「Still Life(Talking)(邦題:スティル・ライフ (トーキング))」の収録曲です。今回のED曲への採用について、原作の荒木飛呂彦先生は「風景を想像させるようなメセニーのメロディとギターワークは、まさに旅をしている承太郎一行をイメージさせる」とのことだそうです。
本来ならば、プログレをテーマにしている当レビューで取り上げるテーマではありませんが、プログレを感じずにいられない素敵なアーティストであるため、今回、取り上げさせていただきました。
これからもこんな風に「あっ!」と思わせる選曲と映像シーンに出逢いたいですね。
「ジョジョの奇妙な冒険」1st Seasonの1部と2部のED曲「Roundabout」について
当レビューでは、1st Seasonの1部と2部のED曲「Roundabout」についても紹介していますので、ぜひご一読下さい。
「ジョジョの奇妙な冒険」1部と2部のED曲にプログレYESのRoundabout
これからも楽しみなアニメ「ジョジョの奇妙な冒険」のED曲ですね。
このレビューを読み、ご興味を持たれましたら聴いてみて下さいね。ぜひぜひ。
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