「Dust In The Wind(邦題:すべては風の中に)」by Kansas ~癒し系おすすめ楽曲9~
1日10分だけのページです。
1日10分だけプログレッシブ・ロックの音楽を聴くことが出来たら、何を聴きますか?
第9回目は、アメリカのプログレ・ハード系のロックバンド:Kansasが1977年に発表した楽曲「Dust In The Wind(邦題:すべては風の中に)」(5thアルバム「Point Of Know Return(邦題:暗黒への曳航)」収録曲)です。
Kansasは、ツイン・ボーカル、ツイン・ギター、ツイン・キーボードに、ヴァイオリンが加わった独特のメンバー構成のバンドです。俗に、プログレ・ハード系として、Journey、Styx、Bostonなどと並び、アメリカのプログレッシブ・ロックシーンを彩る代表格です。ハードロック的なアプローチに、様々なジャンル(フォーク、カントリー、ロックンロールなど)を織り交ぜながら、大らかなメロディも特徴的に聴かせてくれます。
そして、楽曲「Dust In The Wind(邦題:すべては風の中に)」は名曲と云っても過言ではない存在で、TVのCM曲にも利用されたこともあります。
聴いてみましょう。
Kansas -「Dust In The Wind」
Kansas -「Dust In The Wind」
いろいろな企画アルバム(コンピレーションアルバム)でも引き合いに出されることが多く、どこかで一度は耳にしたことがあるメロディではないでしょうか。アコースティック・ギターの伴奏をメインとし、Steve Walshが歌い出し、途中のコーラスからヴァイオリン奏者のRobby Steinhardtが加わることでツイン・ボーカルで聴かせる唄メロには、男性的でカントリー系を想起させてくれたり、哀愁を際立たせるヴァイオリンの演奏が心に印象強く残ります。聴き終える頃には、不思議とウエット感よりもほんのりと朗らかな気分にもなれる素敵な楽曲と思います。
忘れもしない2001年の来日公演で、1月20日(土)新宿厚生年金会館での演奏の場に居合わせることが出来ました。たぶん、アンコールで楽曲「Point Of Know Return」に続く2曲目として演奏していたのではないかと思います。当時は、プログレッシブ・ロックの音楽だからなどと考えていたわけでもなく、名曲「Dust In The Wind」の抒情性や、ドラマチックで大らかなサウンドの音楽に、ただただ憧れていただけだったのですが・・・。
最近、アメリカやイタリアのプログレッシブ・ロック系のアルバムを聴いては、Journey、Styx、Bostonも好きなのですが、真っ先に「Point Of Know Return(邦題:暗黒への曳航)」や「Carry On Wayward Son(邦題:伝承)」に代表されるKansasのことを思い浮かべてしまいます。
当Webサイトでは、当楽曲が収録された5thアルバム「Point Of Know Return(邦題:暗黒への曳航)のレビューも公開していますので合わせてご一読頂ければ幸いです。
▼アルバム:Kansas「Point Of Know Return」のレビューは下のリンクから▼
プログレおすすめ:Kansas「Point Of Know Return(邦題:暗黒への曳航)」(1977年アメリカ)
それでは次回、第10回目をお楽しみに。
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