「Still Waiting」by Quidam ~癒し系おすすめ楽曲6~
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1日10分だけプログレッシブ・ロックの音楽を聴くことが出来たら、何を聴きますか?
第6回目は、ポーランドのプログレッシブ・ロックバンド:Quidamが2002年に発表した楽曲「Still Waiting (Letter from the Desert II)」(3rdアルバム「Time Beneath the Sky」収録曲)です。
はじめてこの楽曲に出逢った時、(たぶん20回ぐらい)何度も何度もリピートし聴き続けた覚えがあります。ポーランドの地に、これほどまでに素晴らしいロマンチシズム溢れる唄モノのメロディラインを持つ楽曲があるなんて・・・。
Quidam – 「Still Waiting (Letter from the Desert II)」
Quidam – 「Still Waiting (Letter from the Desert II)」
女性ボーカリスト:Emilia Derkowskaが唄う母国語のポーランド語の響きが、韓国映画でロマンチックなワンシーンに流れる楽曲を想像してしまったんです。たとえば、ウォン・カーウァイ監督の映画「恋する惑星」(1994年作)や「天使の涙」(1995年作)の挿入歌になっていても、おかしくないぐらいに、刹那さもありますが、それ以上に落ち着いて聴けるのも不思議です。
全体的にはゆったりとした唄メロの楽曲です。それほど大仰な歌唱を聴かせてくれるのではなく、どちらかというと囁き声に近いEmilia Derkowskaのボーカリゼーションが印象的すらあります。また、スキャット、唄メロのパートが2段階(2分20秒前後の展開)に分かれるサビ展開、3分30秒前後のフリューゲルホルンのソロ・パートなど、通常想定される楽曲構成とは異なり、プログレッシブ・ロック系の楽曲を創作するバンドならではのユニークな構成と思います。そうはいっても、プログレッシブ・ロックなど、楽曲の構成など意識することなく、楽曲に耳を傾けている時には、ただただ流麗に展開される唄メロに聴き込んでしまいますね。
当Webサイトでは、当楽曲「Still Waiting (Letter from the Desert II)」が収録された3rdアルバムのレビューも公開しています。ページ下部の「アルバムのおすすめ楽曲」でも取り上げていますので合わせてご一読頂ければ幸いです。
▼アルバム:Quidam「Time Beneath the Sky」のレビューは下のリンクから▼
プログレおすすめ:Quidam「Time Beneath the Sky」(2002年ポーランド)
イギリスのプログレ5大バンドのうちの1つ:Pink Floydを彷彿とさせるアンサンブルも聴かせる3rdアルバム「Time Beneath the Sky」では、数曲あるバラードの佳曲として語り継がれるべき素敵な1曲です。
それでは第7回目もお楽しみに。
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